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リサイクルショップ経営に役立つ助成金・補助金を紹介!M&Aによる利潤確保の可能性も

2021年現在、リサイクルショップ経営に関する助成金・補助金は数多く存在するため、特徴を知って自身に適した制度を利用しましょう。なお、利潤確保に向けた手段としては、M&Aによる譲渡も有効な選択肢です。

リサイクルショップ経営に役立つ助成金・補助金一覧

実施機関別にリサイクルショップの経営者が申請可能な助成金・補助金を紹介します。特徴を押さえて利用可能かどうか検討しましょう。

厚生労働省の助成金・補助金

厚生労働省では、以下のような助成金制度を設けています。

  1. 特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)
  2. 雇用調整助成金(新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例)
  3. 労働移動支援助成金(早期雇入れ支援コース)
  4. キャリアアップ助成金

①特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)

高年齢者/障害者/母子家庭の母などの就職困難者を、ハローワーク等の紹介を通じて継続して雇用する労働者(雇用保険の一般被保険者)として雇い入れる事業主に対して、助成金を支給する制度です。

対象労働者に支払われた賃金の一部に相当する額として、下表の金額が支給対象期(6カ月)ごとに支給されます。※()内は、中小企業以外の企業に対する支給額・助成対象期間です。

【短時間労働者以外】

対象労働者 支給額助成対象期間支給対象期ごとの支給額
高年齢者(60歳以上65歳未満)、母子家庭の母等60(50)万円1年30万円×2期(25万円×2期 )
身体・知的障害者120(50)万円2年(1年)30万円×4期(25万円×2期)
重度障害者等(重度障害者、45歳以上の障害者、精神障害者)240(100)万円3年(1年6カ月)40万円×6期(33万円※×3期)※第3期の支給額は34万円

【短時間労働者】

対象労働者支給額助成対象期間支給対象期ごとの支給額
高年齢者(60歳以上65歳未満)、母子家庭の母等40(30)万円1年20万円×2期(15万円×2期)
障害者80(30)万円2年(1年)20万円×4期(15万円×2期)

参考:厚生労働省「特定求職者雇用開発助成金(特定就職困難者コース)」

②雇用調整助成金(新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例)

新型コロナウイルス感染症の影響により、事業活動の縮小を余儀なくされた場合に、社員の雇用維持を図るために、労使間の協定に基づき、雇用調整(休業)を実施する事業主に対して、事業主に雇用された雇用保険被保険者に対する休業手当などの一部を助成する制度です。助成額と助成率は、以下の計算式で求めます。

  • (平均賃金額×休業手当等の支払率×下表の助成率(1人1日あたり15,000円もしくは13,500円が上限)
判定基礎期間の初日2021年5月~12月【予定】2022年1月・2月【予定】2022年3月
中小企業(※1)原則的な措置【全国】4/5(9/10) 13,500円4/5(9/10)   11,000円4/5(9/10)   9,000円
業況特例(※2)【全国】地域特例(※3)4/5(10/10) 15,000円4/5(10/10)15,000円
大企業原則的な措置【全国】2/3(3/4)13,500円2/3(3/4)    11,000円2/3(3/4)   9,000円
業況特例(※2)【全国】地域特例(※3)4/5(10/10)15,000円4/5(10/10)15,000円

(※1)中小企業とは、以下の要件に該当する企業をいいます。

  • 小売業(飲食店を含む):資本金5,000 万円以下または従業員50人以下
  • サービス業:資本金5,000万円以下または従業員100人以下
  • 卸売業:資本金1億円以下または従業員100人以下
  • その他の業種:資本金3億円以下または従業員300人以下

(※2)売上高等の生産指標が最近3カ月平均で前年または前々年同期に比べて30%以上減少している全国の事業主が該当します。

(※3)緊急事態措置の対象区域またはまん延防止等重点措置の対象区域(職業安定局長が定める区域)の都道府県知事による要請等を受けて、営業時間の短縮等に協力する事業主が該当します。

参考:厚生労働省「雇用調整助成金(新型コロナウイルス感染症の影響に伴う特例)」

③労働移動支援助成金(早期雇入れ支援コース)

再就職援助計画などの対象者を離職後3カ月以内に継続雇用する労働者として雇い入れた事業主が利用できます。助成金の額は、通常助成であれば支給対象者1人につき30万円、優遇助成に該当すれば100万円であり、支給対象者に職業訓練を行うと支給額が上乗せされます。

参考:厚生労働省「労働移動支援助成金(早期雇入れ支援コース)」

④キャリアアップ助成金

非正規雇用労働者のキャリアアップを促進する取り組みを行った事業主が利用可能であり、「正社員化コース」「賃金規定等改定コース」など合計7コースに分かれています。

例えば、正社員化コースは、非正規雇用労働者を正規雇用労働者等に転換する事業者が利用できます。助成金の額は、企業規模や生産性向上の有無により変動します(21万3,750円〜72万円)。

参考:厚生労働省「キャリアアップ助成金 」

中小企業庁の助成金・補助金

中小企業庁では、以下のような補助金制度を設けています。

  1. 事業承継・引継ぎ補助金
  2. 小規模事業者持続化補助金

①事業承継・引継ぎ補助金

事業承継を契機として新しい取り組み等を行う中小企業等および、事業再編や事業統合に伴う経営資源の引継ぎを行う中小企業等を支援する制度です。

「経営革新」と「専門家活用」の2種類の補助金から構成されており、さらに「経営革新」には、「経営者交代型」「M&A型」の2種類、「専門家活用」には、「買い手支援型」と「売り手支援型」の2種類が存在します。これらの類型ごとに補助上限額等が異なる点には注意が必要です。

例えば、「経営革新」における補助率/補助上限・下限額は下表のとおりです。

タイプ補助率補助下限額補助上限額上乗せ額
経営者交代型補助対象経費の2分の1以内100万円250万円以内+200万円以内
M&A型500万円以内

なお、補助額が補助下限額を下回る場合は補助対象とならないため、注意しましょう。

参考:事業承継・引継ぎ補助金事務局「令和3年度 当初予算 事業承継・引継ぎ補助金」

②小規模事業者持続化補助金

小規模事業者が利用できます。ここでの小規模事業者とは、以下に該当する事業者です。

  • 卸売業や小売業:常時雇用の従業員数が5人以下
  • サービス業(宿泊・娯楽業を除く):常時雇用の従業員数が5人以下
  • サービス業(宿泊・娯楽業):常時雇用の従業員数が20人以下
  • その他の製造業:常時雇用の従業員数が20人以下

小規模事業者が新たな販路開拓や生産性向上に向けた業務効率化を行う場合、その資金を補助してもらえます。補助金の上限額は原則50万円(補助率2/3)ですが、複数で共同して事業に取り組む場合は50万円~1,000万円です。

参考:日本商工会議所「令和元年度補正予算 小規模事業者持続化補助金」

独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」の助成金・補助金

独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」では、以下の助成金制度を設けています。

  1. 65歳超雇用推進助成金(65歳超継続雇用促進コース)
  2. 障害者介助等助成金

①65歳超雇用推進助成金(65歳超継続雇用促進コース)

65歳以上への定年引上げ等の取組みを行った事業主が利用できます。助成金の支給額は、対象被保険者の数や定年を引き上げる年数で変動します(5万円〜160万円)。

※多数申請により予算の上限に達する見込みとなったため、「令和3年4月以降申請分」は2021年9月24日に新規受付を停止していますが、今後同様もしくは類似する助成金制度が設けられる可能性はあります。

参考:独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構「65歳超雇用推進助成金(65歳超継続雇用促進コース)令和3年4月以降申請分」

②障害者介助等助成金

障害者を労働者として雇い入れる、あるいは継続雇用している事業主が利用可能です。障害の種類や程度に応じた適切な雇用管理のために必要な介助等の措置を行う場合、その費用の一部を助成してもらえます。助成金の上限額は、職場介助者の配置で1人あたり15万円(月)、職場介助者の委嘱で1人あたり1万円(回)です。

参考:独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構「障害者介助等助成金」

独立行政法人「中小企業基盤整備機構」の助成金・補助金

独立行政法人「中小企業基盤整備機構」では、各都道府県の公共団体・金融機関等との共同出資により地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)を組成しており、地域貢献性が高い新事業に取り組む中小企業等に対して資金を助成しています。なお、支給金額は各都道府県のファンドごとに異なるため注意が必要です。

参考:独立行政法人 中小企業基盤整備機構「地域中小企業応援ファンド(スタート・アップ応援型)」

コロナウイルス感染症に関する助成金・補助金など

最後に、コロナウイルス感染症に関する助成金・補助金などを紹介します。

  1. 新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応助成金
  2. 傷病手当金
  3. 持続化給付金
  4. 家賃支援給付金

①新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応助成金

2021年8月1日から同年12月31日までの間に、以下の子どもの世話を保護者として行うことが必要となった労働者に対して、有給(賃金全額支給)の休暇(労働基準法上の年次有給休暇を除く)を取得させた事業主を支援する制度です。

  • 新型コロナウイルス感染症に関する対応として、ガイドラインなどに基づき、臨時休業などをした小学校など(保育所等を含みます)に通う子ども
  • 新型コロナウイルスに感染した子どもなど、小学校などを休む必要がある子ども

具体的には、対象の労働者1人につき、対象労働者の日額換算賃金額×有給休暇の日数で算出した合計額が支給されます。

参考:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応助成金について」

②傷病手当金

従業員がコロナウイルスに罹患して仕事を休んだ場合に利用可能で、休業4日目以降の所得保障が受けられます。業務災害以外の病気やケガで仕事を休んだ場合も対象です。

支給される傷病手当金の額は、以下の計算式で求められます。

  • 支給開始日以前の継続した12カ月間の各月の標準月額を平均した額÷30日×2/3

参考:全国健康保険協会 協会けんぽ「病気やケガで会社を休んだとき(傷病手当金)」

③持続化給付金

新型コロナウイルスの影響で売上が前年同月比で50%以上減少した事業主が利用可能で、以下の計算式で求められた金額を給付してもらえます。

  • 前年の総売上−50%減の月の売上✕12

給付額の上限は、法人で200万円、個人事業主で100万円です。

※2021年12月現在、持続化給付金の申請受付は終了しておりますが、今後同様もしくは類似の制度が設けられる可能性はあります。

参考:中小企業庁「持続化給付金」

④家賃支援給付金

2020年5月~12月の間で昨年同月比の売上高が50%以上減少するか、連続する3か月で30%以上減少した事業者が利用可能です。家賃の2/3の金額を6ヶ月間給付してもらえます。

※2021年12月現在、家賃支援給付金の申請受付は終了しておりますが、今後同様もしくは類似の制度が設けられる可能性はあります。

参考:経済産業省「家賃支援給付金に関するお知らせ」

リサイクルショップ経営で利潤確保を目指すならM&Aも有効策

新型コロナウイルスなどの影響で経営難に陥っている場合、助成金・補助金の利用だけでなく、M&Aによる譲渡も有効な選択肢となります。M&Aとは「企業・事業の合併や買収」の総称です。M&Aでリサイクルショップを譲渡すると、創業者利潤としてまとまった譲渡利益を得られる可能性があります。

また、相手側にリサイクルショップ経営を引き継げるため、後継者不在の問題を解決できるうえに、個人保証を解消できる可能性も高いです。経営難を理由とするリサイクルショップの廃業を避けるためにも、今後の選択肢としてM&Aによる譲渡の検討を進めておきましょう。

リサイクルショップは助成金・補助金・M&Aで存続を図るべし

この記事では、リサイクルショップ経営に役立つ助成金・補助金を紹介しました。各制度の特徴を把握し、利用できるかどうか確認しましょう。なお、利潤確保の手段としては、M&Aによる譲渡も有効な選択肢です。M&Aでは、後継者不在の問題解決や個人保証の解消などのメリットも期待できます。

経営難による廃業を回避するためにも、今後の選択肢としてM&Aによるリサイクルショップの譲渡を検討しておきましょう。M&Aについてお悩みや不明点があれば、フォーバルまでお問い合わせください。

当社フォーバルは、過去20万社の経営支援実績があり、中小・小規模企業の存続と成長に向けた事業承継M&A支援を行なっています。リサイクル業界で事業承継・M&Aの経験豊富な専門スタッフがお客様のご状況に合わせてご対応いたしますので、ぜひお問い合わせください。


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