経営者がM&Aを考えるにあたって

昨今、中小・小規模企業のM&Aによる事業承継が増加傾向にあります。これまでは大企業においてのみ行われているイメージが強かったM&Aが、中小・小規模企業でも実現可能な選択肢の一つに考えられるようになったことが挙げられます。

もともと、M&Aという言葉に「企業買収」「ハゲタカ」「乗っ取り」などといった、経営者にとってマイナス要因の言葉が使われていたこともあり、中小・小規模企業では敬遠されていました。また、M&Aにおける高額な手数料もネックとなり、実現に踏み切れずやむを得ず清算・廃業をした企業もあります。

しかしながら、インターネットの発展によるさまざまな価値観の出現や、少子高齢化が進んでいる時代背景から考えるに、会社の未来を担う後継者の方には、これまで以上の「外部環境変化への迅速な対応力」が求められています。

ところが、先代の経営者経営を承継するという重圧から、経営者様自身、事業に理解のあるご子息を後継者として考えていたとしても、「今いる企業で安定した収入を維持しながら生活をしてきたい」または、「専門外の息子に継がせるのはかわいそう」と考えて、事業承継を断念されるケースが増えています。

また、経営環境が不安定であり、金融機関からの借り入れによる借金がある状態で、中小・小規模企業の経営者としてご子息を迎えるということをあまり積極的に考えていないという経営者様もいます。

ご子息が承継しない場合には、親族以外の役員や従業員に継がせるという選択肢があります。ところが、本人たちに引き継ごうという気持ちがあるにもかかわらず、経営知識の欠落や保証債務の引き受け、株式買取資金の準備ができないということで承継を諦めてしまうケースも少なくありません。

上記のような理由から、後継者と成りうる人材がいないために、60歳を越えてもなお経営の第一線に留まらざるを得ないオーナー兼経営者様が多くいらっしゃるのが中小・小規模企業の現状です。

このようにさまざまな経営課題を抱えている中小・小規模企業の経営者様にとって、M&Aによる事業承継は事業継続のための極めて有効な選択肢となります。


フォーバルにおけるM&Aの流れ

フォーバルが行うM&Aの流れは下記のページで詳しく説明しています。

M&A仕掛けプロジェクト

経営者様が数年後に達成したい目標が明確である場合、今後自社で成長する部分に加えて既に事業の実績をお持ちの立ち上がっている会社を譲り受けること(M&Aによる事業譲受)によって、事業の目標達成を素早く実現する企業が増えています。フォーバルではM&Aの実行支援として、中小・小規模企業に最適なサポートを実現しています。

「M&A仲介会社や銀行に譲受ニーズを伝えているが、なかなか優良企業を紹介してくれない」
「ライバル他社に先駆けて事業規模を一気に拡大したい」
「自社の風土を理解してくれる優良な会社と提携したい」

といった経営者様には「M&A仕掛けプロジェクト」をおすすめしています。


フォーバルによるM&A仕掛けプロジェクトの流れ

1

M&A要件定義

  • 成長戦略のヒアリング
  • 強み/結果の整理
  • 戦略確認/追加修正
  • 対象領域の検討
  • ターゲット企業の要件定義(規模、取引先、エリア等)
  • 市場調査

※必要に応じて戦略策定・市場調査

2

ターゲット企業リストアップ・絞込

  • 必要に応じて業界/市場調査の実施
  • ターゲット企業の要件を満たす企業リスト作成(ロングリスト)
  • ロングリストから20社程度に絞り込み(ショートリスト)
  • 打診用提案資料作成(両社のメリット等)

3

ターゲット企業へのアプローチ

  • 社名は非開示にして接触/訪問
  • 経営戦略、M&A方針、経営上のニーズや課題について
    ヒアリング
  • M&Aの具体的な提案に対する応諾可能性について評価

4

報告書の提出

  • プロジェクト全般に関する報告書の作成
  • 報告会の実施
  • 具体的なアクションに関する協議

PMI100日パッケージ

~中小・小規模企業におけるM&A成立後の統合プロセス支援~

フォーバルでは、中小・小規模企業を対象とした「PMI100日パッケージ」サービスを開発・提供しています。PMIとは「Post Merger Integration」の略で、M&A成立後に発生する様々なすり合わせ事項の確認と統合プロセスを意味します。

フォーバルのグループ会社28社において、グループ会社間のシナジーを追求してきた実践経験に基づいたPMIパッケージです。100日間(約3ヵ月間)で必要事項をすり合わせ・情報確認を実施することで、スムーズにPMIを図ることが可能となります。


PMI100日パッケージの対応領域

PMI100日パッケージでは、下図における統合領域にて「企業としての在り方」から「具体的な実務のやり方」を含めたトータルソリューションとして統合・提供することにより、企業間の円滑な事業統合および事業シナジーを図ります。

PMI統合パッケージの統合領域 イメージ


PMI100日パッケージ各フェーズでの内容

M&Aを実行した企業規模や業種・業態により多少異なりますが、統合領域の調査・分析から、統合事項の確定・構築までを100日という期間の中で無理なく実施するカリキュラムです。

1

調査分析1.5~2ヶ月

企業間の調査・分析を通して、双方の相違点を明確にします。その後課題解決に向けた施策をご提案いたします。

2

統合プロジェクト1~1.5ヶ月

調査・分析をベースに、具体的な統合事項の確定・構築を行います。その後は運用準備を行っていきます。

3

運用・定着100日目~

統合プロジェクトの決定事項に基づき、実際の運用支援を行っていきます。

※こちらは状況に応じてご提案する形となります


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