今回は事業承継の成功例・成功のポイントについて株式会社A様の事例をご紹介させていただきます。
会社名 :株式会社A
売上 :8000万円
営業利益 :100万円
総資産 :3億円
純資産 :▲4000万円
有利子負債:1.2億円
従業員 :10人
こちらの会社は創業30年で工場のラインの保守メンテナンスを行う会社でした。
直近期は経費削減と報酬カットにより黒字計上できたものの、
取引先の海外進出やコスト競争力の低下により請負量が減少し、徐々に収益が落ちてきている状況でした。
また、A社社長は68歳で社内には経営を任せられる後継者がおらず、困ってご相談に来られました。
最初の印象は、売上規模が1億円未満かつ債務超過の現状を鑑み、「これは厳しいな・・」でした。
このようなケースでお相手探しにおいて大切なことは「きらりと光るもの探し」です。
創業から30年間にはバブル、リーマンショックなど大きな外部環境変化があったにも関わらず、
経営を継続してこれたのは数字だけではない技術やノウハウ等無形資産があったからに違いありません。
何がきらりと光っているのかを考え導き出した仮説の一つが
「大手取引先との直取引を魅力に感じる会社はあるのではないか」というものでした。
結果としてA社は同業のB社に1000万円で株式100%を譲渡することができました。
債務超過4000万円でしたので、実質5000万円程度の価値を感じて頂いたことになります。
もちろんA社社長が連帯保証していた有利子負債1.2億円全額の保証解除も行いました。
背景としては、B社が取引を開始したくてもできなかったX社は、A社の売上8000万円中6000万円を占める
親密取引先であったことが決め手となりました。
B社はX社との取引口座を獲得することで、A社が担当できないラインの保守メンテナンスも受注できる
可能性が高まり、結果として債務超過かつ売上規模1億円未満でも相手が見つかった事例となりました。
このように外部環境の移り変わりや業界が置かれている状況を踏まえて
「きらりと光るもの」をしっかりと伝えることで、小規模企業でもM&Aが可能です。
当社は小規模企業のM&Aに強みを持っておりますので、まずはお気軽にご相談下さい。







