
自営業を辞めたい場合は、まず現状の分析や打開策の模索から行うと良いです。この記事では、自営業を辞めたい時にやるべきこと/辞めたいと感じる理由/辞めるべきタイミング/辞めたい人の体験談などを紹介します。
自営業を辞めたいと感じる理由

実際に自営業を辞めたいと感じる人が掲げる理由は、主に以下のとおりです。
- 売上が伸びない
- 資金繰りが苦しい
- 確定申告に手間を感じる
- 後継者がおらず孤独感/虚無感に悩む
- 責任感/プレッシャーが大きい
上記を把握して、自身に近い理由があるか確認してみましょう。
①売上が伸びない
売上が伸びないことを理由に、自営業を辞めたいと感じる人は多いです。実際に、自営業の開始直後に売上が伸びずに悩んだり、軌道に乗っていた自営業の業績が突然悪化したりして、自営業の廃業を検討する方は数多く報告されています。
②資金繰りが苦しい
自営業を辞めたいと感じる人の中には、「家賃などの経費や設備投資に追われて資金繰りが苦しい」ことを理由に掲げているケースも多く見られます。自転車操業の状態が継続していると資金繰りのせいでストレスが溜まり、結果的に自営業を辞めてしまう人は多いです。
③確定申告に手間を感じる
自営業を辞めたいと感じる理由に、確定申告や税金面の問題を掲げる人もいます。自営業の場合、税理士に確定申告の手続きを依頼できないケースも多く、自身に大きな負担がかかりやすいです。「確定申告や税金に関する知識がない」「確定申告をスムーズに済ませたい」という自営業者の方には、会計ソフトの利用をおすすめします。
④後継者がおらず孤独感/虚無感に悩む
自営業は一人で仕事をする場面がほとんどで、このことに孤独感や虚無感を覚えてしまう人も少なくありません。周囲に家族や友人、同業者仲間などがいない場合、寂しさから自営業を辞めてしまう人もいます。
⑤責任感/プレッシャーが大きい
自営業には一般的なサラリーマンと比較すると強い責任感を求められるため、大きなプレッシャーがかかります。これに伴いストレスも溜まりやすく、精神的な疲労感から自営業を辞めたいと感じる人は少なくありません。
自営業を辞めるべきタイミング

自営業を辞めたいと感じる理由を踏まえて、引き際のタイミングを以下にまとめました。
- 事業資金/生活資金が足りない
- 精神的に追い込まれている
- 成功のイメージが湧かない
- サラリーマンになりたい
- アーリーリタイアを果たしたい
上記の項目に思い当たる節があれば、自営業を辞める検討を始めると良いでしょう。
自営業を辞めたい時にやること4ステップ

自営業を辞めたいと感じた時にやるべきことを、以下4つのステップで紹介します。
- 自営業の現状を分析し打開策を探る
- 事業承継が行えるか検討する
- 専門家に相談する
- 転職活動で会社員の仕事を探す
それぞれのプロセスを把握して、今後の方針策定に役立てましょう。
①自営業の現状を分析し打開策を探る
これは、特に資金繰りが厳しいという自営業者の方が行うべきプロセスです。自営業に関する資金が不足する原因のひとつに、どんぶり勘定が挙げられます。どんぶり勘定とは、毎月の仕入れ代/経費/売上/生活費などについて、具体的な数字を把握できていない状態のことです。
どんぶり勘定の状態を解消すると、自営業の現状が明らかになり、経費削減などの打開策を探るきっかけが掴めます。
自営業で効果的な経営戦略一覧
自営業で打開策を図る際に効果的とされる経営戦略は、主に以下のとおりです。
- 新規顧客の獲得(新商品の開発、広告活動、無料お試しキャンペーンなど)
- リピート客を作る(顧客リストを用いたオファーなど)
自身の自営業で実施していない戦略があれば、積極的に採用を検討しましょう。
②事業承継が行えるか検討する
自営業を辞めたい場合、自身の事業を誰かに承継できるのか検討するプロセスも大切です。事業承継を行うと、自身がこれまで手掛けてきた自営業を後継者に引き継げます。これにより、自営業を存続させられるため、顧客や取引先に迷惑をかける心配がありません。
その一方で廃業を選んでしまえば、顧客や取引先との関係を消滅させるだけでなく、廃業費用に悩まされるおそれもあります。自身の自営業に関わる方たちに迷惑をかけないためにも、事業承継の道を模索しましょう。
③専門家に相談する
自営業を辞める際、専門家は非常に頼りになる存在です。自営業の事業承継について不明点や不安があればM&A仲介会社に、債務が返済できない場合は弁護士に相談しましょう。ここからは、それぞれの専門家の利用シーンについて詳しく紹介します。
後継者がいない場合はM&A仲介会社に相談
自身の自営業に後継者がいない場合、事業承継M&Aを手掛ける仲介会社に相談しましょう。M&A仲介会社のネットワークを活用すれば、後継者に相応しい人材を第三者から広く探せます。最近では、自営業/個人事業のM&Aに対応している仲介会社も増えているため、積極的に利用を検討すると良いです。
債務が返済できない場合は弁護士に相談
自身の自営業に関する債務が返済できない場合、早めに弁護士に相談しましょう。自営業は株式会社などとは異なり無限責任であるため、廃業したとしても債務は消滅しません。したがって自営業者自身が返済する必要がありますが、返済できないことが判明している場合には対処法を検討するためにも弁護士への相談をおすすめします。
④転職活動で会社員の仕事を探す
自営業を辞めた後に会社員になりたい場合、転職活動を行いましょう。事業承継を無事に終えたうえで会社員になれば、これまで手掛けてきた自営業に関する心配や不安をすべて解消した状態で新たな人生を歩み始められます。
会社員の仕事を探す際は、転職エージェントのサービスを利用すると効率的です。自営業を辞めたうえでスムーズに会社員として仕事を始めたい場合は、事業承継と同時に転職活動のプロセスを進めていくと良いでしょう。
自営業を辞めた人の体験談

最後に、実際に自営業を辞めたいと感じて廃業を決意した人の体験談を取り上げます。Aさん(男性55歳)は5年前に務めていた会社を辞めて、自営業として飲食店(ラーメン屋)を開業しました。ラーメン屋の開業直後は大きな話題となり、ランチの時間帯にはサラリーマンや学生が長蛇の列を作る人気店となりましたが、開業後1年を過ぎた頃に全国チェーンのラーメン屋が近隣に新規オープンしたことで、競争激化による経営難に陥ってしまいます。こうした事情から、事業資金の不足や将来への不安などを理由に、Aさんはラーメン屋を辞める決意をしました。
Aさんには後継者がいなかったためM&A仲介会社に相談したところ、ラーメン屋の開業を希望していたBさん(男性30歳)とマッチングし、無事に事業承継を果たしています。事業承継後、Bさんは斬新なアイディアで新メニューを開発し、見事ラーメン屋の業績を回復させました。その一方で、自営業を辞めたAさんは転職活動を進めて、現在は会社員として新たな人生を歩んでいます。
自営業を辞めたいと感じたら事業承継の専門家に相談しよう

この記事では、自営業を辞めたい方に向けて、辞めたい時にやるべきこと/辞めたいと感じる理由/辞めるべきタイミング/辞めたい人の体験談などを紹介しました。自営業を辞めたい時は、現状の分析や打開策の模索、事業承継の検討などを行ったうえで、自身の今後について考えると良いでしょう。
自身の自営業に後継者がいない場合、M&A仲介会社のネットワークを利用して、第三者から広く人材を探すことをおすすめします。M&A仲介会社選びでお悩みでしたら、フォーバルまでご相談ください。
当社フォーバルは、過去20万社の経営支援実績があり、中小・小規模企業および自営業の存続と成長に向けた事業承継M&A支援を手掛けております。M&Aの実施が未定でも相談可能で、24時間電話・チャットで無料相談に対応しておりますので、「M&Aで自営業の後継者を見つけたい」「M&Aで事業を譲り受けたい」と思われた方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。







