承継と許可
譲渡すると許可はどうなりますか
株式譲渡なら、法人格が変わらないので許可は続くのが原則です。事業譲渡や個人事業の承継では、新たに取る必要が生じます。
詳しくは営業許可は承継でどうなるかと事業譲渡と許可の関係で扱っています。実際の扱いは自治体によって運用が違うので、必ず保健所に確認してください。
代表者が変わったら何をしますか
変更の届け出が必要になるのが一般的です。期限が定められていることが多いので、登記の手続きと合わせて進めると漏れません。
代表交代の手続き一覧と名義変更と登記を参照してください。
許可の有効期間はどうなりますか
許可には有効期間があり、更新が必要です。承継のタイミングと更新時期が重なると、手続きが集中します。事前に確認しておいてください。
許可の更新をどう管理するかで扱っています。
許可の区分
自社に必要な許可がわかりません
扱う品目と工程によって決まります。複数の許可が必要な場合もあります。まず、自社が作っているものを全部書き出し、保健所に相談してください。
調べ方は許可の業種区分をどう調べるかで示しています。
届出で足りる場合はありますか
業種によっては、許可ではなく届出で足りるものがあります。届出で足りる場合を参照してください。ただし、届出でも衛生管理の義務はあります。
施設の基準
古い工場でも許可は取れますか
基準を満たしていれば取れます。ただし、区画、床壁、手洗い、排水、更衣といった項目で、古い建物ほど手直しが必要になりやすいのは事実です。
施設の基準をどう満たすかで、確認の順番を示しています。
設備を入れ替えたら届け出が要りますか
許可の内容に関わる変更なら、届け出が必要になることがあります。大きな改修の前に、保健所に相談するのが確実です。
衛生管理
HACCPは小さな工場でも必要ですか
規模にかかわらず、衛生管理計画を作り、記録を残すことが求められます。ただし、小規模な事業者向けには、業種ごとに簡略化された手引書が用意されています。
HACCPへの対応と衛生管理計画の作り方を参照してください。
食品衛生責任者は誰がなりますか
所定の資格を持つ人、または講習を修了した人が就きます。社長本人が兼ねているなら、退任前に後任を確保してください。
衛生管理の責任者を誰にするかで扱っています。
記録はどこまで残せばよいですか
作った計画に沿って、決めた項目を決めた頻度で残します。完璧なものより、続くものを作るほうが結果的に強い。
HACCPの記録をどう残すかと記録の電子化を参照。
立入検査
何を見られますか
- 施設の状態(清掃、区画、設備の維持)
- 衛生管理計画と、その記録
- 原材料と製品の管理状況
- 従業員の衛生管理
日々の記録が残っていることが最も重要です。立入検査への備えで、準備の仕方を示しています。
まとめ
許可と衛生管理は、承継で最初に確認すべき領域です。ここが空いたまま代が替わると、操業が止まります。全体像は許認可完全ガイドとHACCP完全ガイドにまとめています。
※ 許可の区分、施設の基準、衛生管理の求められ方は、業種や取扱品目、自治体の運用によって変わります。また、制度の内容は改正されることがあります。自社にどれが当てはまるかは、必ず所管の保健所や専門家にご確認ください。