確認する保険

  • 店舗・倉庫の火災保険
  • 在庫(商品)に対する補償
  • 盗難・破損への備え
  • 賠償責任(来店客のけが、商品事故)
  • 従業員の労災上乗せ
  • 経営者向けの保険

承継時に見る点

項目確認すること
契約者法人か、前店主個人か
被保険者代表交代で変更が要るか
保険金の受取人会社か、個人か
補償額今の在庫額に見合っているか
免責どこまで自己負担か

在庫の補償で注意すること

リユース業では、在庫の金額が季節や仕入れで大きく動きます。契約時の想定額のままだと、増えた分が補償されないことがあります。

  • 在庫のピーク時の金額を把握する
  • 高額品を別枠で補償できるか確認する
  • 預かり品がある場合の扱いを確認する
  • 倉庫と店舗、それぞれの補償を確認する

預かり品の扱い

修理の預かりや委託販売の品は、自社の在庫とは別の扱いになることがあります。事故が起きたときに補償されるかを保険会社に確認しておいてください。

見直しの進め方

  1. 加入している保険をすべて一覧にする
  2. 契約者・被保険者・受取人を確認する
  3. 在庫のピーク額と補償額を照らす
  4. 抜けている補償を洗い出す
  5. 代理店に相談して組み直す

確認する保険の一覧

加入状況を把握することから始めてください。

  1. 火災保険 — 建物、什器、在庫の補償です
  2. 賠償責任保険 — 販売した商品による事故への備えです
  3. 盗難に関する補償
  4. 車両保険 — 出張買取、配送用です
  5. 役員・従業員に関する保険
  6. 契約者と受取人を確認する — 法人か個人かです

6番目でずれが見つかることがあります。法人の事業に使う資産の保険が、経営者個人の契約になっている例があります。承継の際に問題になるため、名義を確認し、必要であれば変更してください。

在庫の補償で確認すること

この業種では、在庫の補償が特に重要です。

  • 補償の対象に在庫が含まれているか
  • 補償の限度額 — 実際の在庫金額と見合っているか
  • 評価の基準 — 取得価格か、時価か
  • 保管場所が対象に含まれているか — 外部倉庫、複数店舗
  • 対象外となる事由
  • 在庫金額の変動を反映しているか

2番目と6番目を定期的に確認してください。加入時の在庫金額のまま契約が続いていると、増えた分が補償されません。年1回、実際の在庫金額と限度額を照合してください。

預かった品物への備え

自社の所有でない品物の扱いは、確認が必要です。

  • 修理預かり品が補償の対象か
  • 委託販売品が対象か
  • 質物が対象か — 該当する事業の場合です
  • 顧客への賠償責任の備えがあるか
  • 対象外の場合の対応を決める

4番目を確認してください。預かった品物が滅失・毀損した場合、顧客への賠償が生じます。この責任に備える補償があるかを確認し、なければ加入を検討してください。預かり品の金額が大きい事業ほど、必要性が高くなります。

見直しの機会として使う

承継は、保険を点検する好機です。

  • 補償の重複を確認する — 複数の契約で同じリスクを補償している場合があります
  • 不要な補償を整理する
  • 不足している補償を特定する
  • 保険料の総額を確認する
  • 複数社から見積もりを取る
  • 年1回の見直しを習慣にする

1番目で保険料が下がることがあります。長年にわたって契約を追加してきた結果、補償が重複している例があります。一覧を作って点検すれば、整理の余地が見えます。承継の準備が、固定費の削減にもつながります。

まとめ

承継のタイミングで、名義と補償額を必ず点検してください。

在庫の実額に合っているかが、リユース業では特に重要です。