対象になりうる取り組み

  • 自社ECサイトの構築
  • ECモールへの出店と初期設定
  • 商品撮影の環境整備
  • 越境販売の立ち上げ
  • 広告・販促の実施
  • 展示会・催事への出展

対象や要件は年度で変わります。公募要領を確認してください。

計画に書くこと

項目書く内容
現状今の販路と売上の内訳
課題なぜ新しい販路が要るのか
取り組み何をするのか(具体的に)
効果売上・粗利がどれだけ増えるか
根拠なぜその数字になるのか

リユース業ならではの根拠

次のような数字を根拠に使えます。

  1. 店頭で売れ残った在庫の金額
  2. ECに出せば売れる見込みのある商材の比率
  3. すでにEC販売している商材の実績
  4. 在庫回転の改善見込み

「在庫が売れ残っている」という課題は、この業種では説得力があります

実行できる計画にする

  • 誰が出品作業をするのか
  • 写真は誰が撮るのか
  • 問い合わせ対応は誰がするのか
  • 発送の体制はどうするか

計画は通っても、回せなければ意味がありません。体制まで書いてください。

越境販売の場合

品目によっては輸出に手続きや制限があります。計画の段階で確認しておいてください。

作業量から実行可能性を確かめる

計画を立てる前に、実行できるかを確認してください。

  1. 1点あたりの出品作業時間を測る — 撮影、採寸、説明文、出品
  2. 確保できる作業時間を計算する — 週あたりの人時です
  3. 月に何点出品できるかを出す
  4. 目標の売上から、必要な出品点数を逆算する
  5. 両者を比較する
  6. 合わなければ、体制か目標を見直す

5番目で多くの計画が破綻します。売上目標から逆算した出品点数が、実際に処理できる点数を大きく超えていることがあります。この確認を先に行えば、実行できる計画になります。

出品待ちの在庫を根拠にする

この業種には、計画の根拠として使いやすい数字があります。

  • 撮影・出品待ちの在庫点数を数える
  • その取得金額を集計する
  • 想定売価を見積もる
  • 体制を整えた場合の出品可能点数を計算する
  • 売上の増加額を積み上げる

1番目の数字は、多くの店で想像より大きくなります。買い取ったまま出品されていない在庫は、販売の機会を失っている状態です。この点数を示せば、投資の必要性が具体的に説明できます。実績報告での検証もしやすい形です。

越境販売を含む場合の確認

海外向けの販路を計画に含める場合、確認事項が増えます。

  • 輸出に関する規制の該当性 — 品目と仕向地によって異なります
  • 相手国の規制
  • 決済と代金回収の方法
  • 返品への対応方針
  • 消費税の取り扱い
  • 言語対応の体制

規制と税務の取り扱いは、必ず所管の窓口・専門家にご確認ください。計画に書いた取り組みが、実行できないという事態を避けるためです。申請の前に、実行可能性を確認しておいてください。

段階に分けて始める

一度にすべてを立ち上げると、作業が回りません。

  1. 1つの販路から始める — 複数を同時に開くと、在庫の同期も複雑になります
  2. 1カテゴリに絞る — 出品の型を確立します
  3. 3か月の実績を見る — 成約率、単価、作業時間
  4. 採算が合うことを確認する
  5. そのうえで、カテゴリと販路を広げる

4番目を確認せずに拡大すると、赤字が広がります。1点あたりの作業時間と粗利を測り、時給換算で採算が合っているかを確認してください。合わない場合は、対象カテゴリを見直す必要があります。

まとめ

販路開拓の計画は、現状の課題と数字の根拠が要です。

実行する体制まで書けると、通りやすくなります。

※ 本記事は一般的な考え方を整理したものです。税務上の取扱いや補助金の対象・要件は、制度の改正や個別の事情によって異なります。実際の判断にあたっては、税理士等の専門家および管轄窓口にご確認ください。