まず確認すること
公募によっては、不採択の理由を教えてもらえる場合があります。事務局に問い合わせてみてください。
教えてもらえない場合も、公募要領の審査の観点に照らして自己点検できます。
ありがちな不足
| 不足 | 直し方 |
|---|---|
| 数字の根拠がない | 自社の実績データで裏付ける |
| 課題が曖昧 | 現状の問題を数字で示す |
| 効果が抽象的 | 金額・時間・件数で書く |
| 実行体制が不明 | 誰が何をするかを書く |
| 要件を満たしていない | 公募要領を読み直す |
点検の手順
- 公募要領の審査の観点を読み直す
- 自分の申請書を観点ごとに採点してみる
- 点の低い項目を特定する
- そこを重点的に書き直す
- 第三者に読んでもらう
第三者に読んでもらう
自分では書けているつもりでも、業界を知らない人には伝わらないことがあります。リユース業の用語や商慣習は、審査する側に馴染みがないかもしれません。
商工会議所や支援機関の担当者に読んでもらうと、伝わらない箇所が分かります。
次の公募を待つ
同じ支援策が次年度も実施されるとは限りません。他の制度も含めて相談してください。自治体の独自制度が合う場合もあります。
計画を数字の面から点検する
不採択の原因は、数字の根拠にあることが多くあります。
- すべての数字に根拠があるか確認する
- 根拠が自社のデータか確認する — 一般的な数値では弱くなります
- 売上が要素に分解されているか確認する
- 制約条件が反映されているか確認する — 作業時間、人員
- 数字が過大でないか確認する
- 効果の測定方法が書かれているか確認する
2番目が最も改善の余地がある箇所です。自社の在庫日齢や販路別実績を集計すれば、根拠のある数字が作れます。集計に時間がかかるとしても、次の公募までの期間を使って準備してください。
業種外の読み手を想定する
自分では気づけない不備があります。
- 業種を知らない人に読んでもらう — 審査する側も同じ立場です
- 説明が飛んでいる箇所を指摘してもらう
- 専門用語が分かるかを確認してもらう
- 数字の根拠が伝わるかを確認してもらう
- 相談窓口に見てもらう
1番目が有効です。リユース業の常識は、業界外には通じません。「日齢」「業者間市場」「掛け率」といった言葉も、説明なしでは伝わりません。読み手を想定した書き方に直してください。
次に向けて準備すること
不採択から次の公募までの期間を使ってください。
- 根拠となるデータを蓄積する — 作業時間の測定、在庫分布の集計
- 他の制度も探す — 国、自治体、業界団体
- 制度なしで実行できないかも検討する
- 投資の必要性を再確認する
- 相談窓口と関係を作っておく
4番目を一度考えてみてください。不採択を機に見直したところ、そもそも優先度の高い投資ではなかったと分かることがあります。制度に通すことが目的化していないかを、確認する機会にしてください。
他の手段も並行して検討する
制度が使えなくても、投資の必要性は変わりません。
- 他の制度を探す — 国、自治体、業界団体
- 融資での実行を検討する
- 投資を分割して、段階的に進める
- 初期費用の小さい方法を探す — 月額課金、レンタル、中古設備
- 運用の見直しで一部を代替する
3番目が現実的な進め方です。全体を一度に実行できなくても、優先度の高い部分から始められます。効果を確認しながら段階的に進めれば、投資のリスクも小さくなります。次の公募を待つ間の対応としても有効です。
まとめ
不採択の原因は、多くの場合根拠と具体性の不足です。
審査の観点に沿って自己点検し、第三者に読んでもらってください。