会議の目的を1つにする

月次会議の目的は、「来月やることを決めること」です。報告でも反省でもありません。

この一点を共有するだけで、会議の質が変わります。

数字は事前に配る

会議の場で数字を読み上げるのは時間の無駄です。前日までに配り、会議は「なぜそうなったか」と「どうするか」から始めてください。

構成の型

  1. 先月決めたことの実施状況(5分):やったか、やっていないか
  2. KPI 5つの確認(10分):前月比・前年同月比で異常値だけを見る
  3. 異常値の原因を1つ掘る(20分):最も影響の大きいものに絞る
  4. 来月やることを決める(15分):担当と期限を明示する
  5. 記録して共有(5分)

1時間以内に収めてください。長い会議は、それ自体がコストです。

リユース店で必ず見る項目

  • 在庫日齢181日超の比率と金額(増えていれば最優先で扱う)
  • カテゴリ別の粗利額(前年同月比)
  • 買取件数のチャネル別内訳
  • 買取原価率(担当者別に見られるとなお良い)
  • 返品・クレーム・ロスの件数

「決める」を徹底する

会議の終わりに、次が明確になっていることを確認してください。

  • 何を(具体的な行動)
  • 誰が
  • いつまでに
  • どうなれば成功か(数字)

「頑張る」「意識する」は決定事項ではありません。

1つに絞る

毎月10個の課題を挙げても、実行されません。最も影響の大きいもの1〜2個に絞ってください。

1か月で1つ改善できれば、1年で12個です。それで十分です。

記録を残す

決めたことと、その結果を記録してください。この蓄積が次の2つに役立ちます。

  • 同じ課題を繰り返していないかの確認
  • 承継やM&Aの場面で、「数字で経営している会社」であることの証拠になる

会議の時間と参加者を決める

形が決まっていないと、毎回の負担が大きくなります。

  • 時間を60分以内にする — 長い会議は、準備も参加も負担になります
  • 開催日を固定する — 「第1営業日の翌週火曜」など、迷わない形にします
  • 参加者を絞る — 決める権限のある人と、実行する人です
  • 営業時間外か、来客の少ない時間に設定する
  • 複数店舗なら、オンラインも併用する — 移動時間の削減が効きます

3番目を絞れない会議は、報告会になります。参加者が多いほど、一人ひとりの発言時間が減り、決定より共有が中心になります。決定のための会議と、共有のための場は分けてください。共有は、資料の配布や掲示でも足ります。

会議の前にやること

会議の質は、事前の準備でほぼ決まります。

  1. 数字を3営業日前に配る — 読む時間を確保します
  2. 各自が原因の仮説を持って参加する — 事前に考えることを、明示的に求めます
  3. 前回決めたことの進捗を、事前に確認する — 会議の場で初めて聞く形にしないでください
  4. 議題を絞って共有する — 当日に議題を決めると、時間が足りません
  5. 資料の形式を固定する — 作る側の負担が減ります

1番目を守るだけで、会議が変わります。その場で配られた数字を読み上げる時間が、会議の大半を占めている店は少なくありません。事前に配り、当日は解釈と決定に時間を使ってください。会議時間が同じでも、得られるものが変わります。

決めたことを実行につなげる

会議で決めても実行されないなら、決め方に問題があります。

  • 誰が — 担当者を1人に特定します。複数だと、誰もやりません
  • 何を — 行動として書きます。「検討する」は行動ではありません
  • いつまでに — 日付を入れます
  • どうなったら完了か — 判断基準を決めます
  • 次回、必ず冒頭で確認する — 確認されない約束は、守られません

5番目が最も効きます。毎回の会議の冒頭で前回の決定事項を確認する形にすると、実行率が明らかに上がります。できなかった場合も、責めるのではなく理由を聞いてください。実行できない理由が、次に解決すべき課題です。この繰り返しが、会議を機能させます。

まとめ

月次会議の目的は、来月やることを決めることです。数字は事前配布、会議では原因と対策に時間を使ってください。

まず次回の会議で、決めることを1つに絞ってみましょう。