リユース店で映像が必要になる場面
- 万引き・盗難の確認
- 買取時のやり取りに関するトラブル(「もっと高いと言われた」)
- 盗品の持ち込みに関する警察からの照会
- 従業員による不正の確認
- 店内での事故・けが
- 顧客からの迷惑行為
2番目と3番目が、リユース店に特有です。買取カウンターの映像は、他業種以上に重要です。
設置の考え方
- 買取カウンター:やり取りと、持ち込まれた品が写る位置
- レジ:金銭のやり取り
- 入口:入退店の確認
- 高単価品の売場:ケース周辺
- バックヤード・在庫置き場:内部不正の抑止
5番目を設置していない店が多いのですが、ロスの原因が内部にある場合、ここでしか分かりません。
保存期間を決める
問題が発覚するのは、発生から時間が経ってからです。数日で上書きされる設定では、間に合いません。
- 必要な保存期間を決める(棚卸の周期を踏まえて)
- 容量が足りるかを確認する
- 重要な映像は、別途保全する手順を決める
映像の取扱いルール
- 誰が閲覧できるかを決める
- 閲覧した記録を残す
- 外部に提供する場合の判断者を決める(警察からの照会など)
- 私的な閲覧・持ち出しを禁止する
- 就業規則に定めを置く
プライバシーへの配慮
- 撮影していることを掲示する
- 利用目的を明示する
- 不要な範囲を撮影しない(近隣の住宅など)
- 従業員にも、設置場所と目的を説明する
従業員への説明を省くと、監視されているという不信につながります。目的を伝えることが大切です。
動作を定期確認する
いざというとき「録画されていなかった」を防ぐため、定期点検を運用に入れてください。
- 月1回、実際に再生して確認する
- レンズの汚れ、向きのずれを確認する
- 保存期間が設定どおりかを確認する
- 点検の記録を残す
保存期間をどう決めるか
長ければよいというものではありません。必要な期間から逆算して決めてください。
- 棚卸の周期を踏まえる — 差異が出たときに遡って確認できる期間が必要です。年1回の棚卸なら短い保存では追えません
- 照会に応じられる期間 — 警察からの照会は取引から時間が経ってから来ることがあります
- 容量との兼ね合い — 期間を延ばすには記録装置の容量が要ります。設置時に決めてください
- 個人情報としての配慮 — 必要以上に長く持つことはリスクにもなります
実務としては、まず必要な期間を決め、それに合う容量を用意するという順序にしてください。容量に合わせて期間が決まる設定では、肝心なときに映像が残っていません。
映像の取扱いルールを決める
映像は個人情報です。扱いを決めておかないと、見たい人が自由に見られる状態になってしまいます。
- 閲覧できる人を限定する — 経営者と管理者に絞るのが基本です
- 閲覧の記録を残す — いつ、誰が、何のために見たか。従業員の信頼にも関わります
- 提供の手続きを決める — 警察から求められた場合の対応窓口と手順
- 撮影していることを掲示する — お客様への配慮であり、抑止効果もあります
- 撮影範囲を確認する — 隣家や通行人が過度に写り込んでいないかを見てください
- 月1回、映像が残っているか確認する — 実際に再生してみてください。表示上は動いていても記録されていないことがあります
- 撮影範囲を確認する — 什器の配置を変えると、必要な場所が写らなくなります
- 画質を確認する — レンズの汚れや経年で見えにくくなります
- 記録装置の容量を確認する — 想定した期間分が保存されているか
- 確認した記録を残す — 日付と担当者。管理していることの証拠になります
とくに2番目を運用してください。記録がない状態では、従業員から「監視されている」と受け取られやすくなります。
動作を定期確認する
設置して安心してしまい、必要なときに録れていなかったという事例が多くあります。確認を業務にしてください。
とくに買取カウンターとバックヤードは必ず範囲に入れてください。売場だけを撮っていて、肝心な場所が写っていない例があります。
まとめ
買取カウンターとバックヤードは必ず設置範囲に。保存期間を長めに取り、月1回の動作確認を習慣にしてください。
まず現在の保存期間を確認し、実際に再生できるか試してみましょう。