なぜ効果があるのか
お客様の心理的な障壁は「いくらになるか分からないまま、店まで行くのが面倒」です。
先に概算が分かれば、この障壁が消えます。来店・出張・宅配のどれにもつながる入口になります。
フォームの作り方
項目を増やすほど、離脱します。最小限にしてください。
- 品目(選択式)
- 写真(複数枚)
- 連絡先(LINE、メール、電話のいずれか)
- 備考(自由記述、任意)
住所や氏名は、この段階では不要です。成約が近づいてから聞いてください。
写真の撮り方を案内する
判定できない写真が送られてくると、やり取りが増えます。案内を添えてください。
- 全体が写るように
- 型番・刻印が読めるように
- 傷や汚れがある場合は、その部分も
- 付属品も一緒に
例示の写真を載せると、送られてくる写真の質が変わります。
回答の速度
最も重要な要素です。他店に先に回答されれば、そちらに流れます。
- 回答までの目安時間を明示する
- 担当と対応時間を決める
- 定型の回答文をテンプレート化する
- 判断が難しいものは、「確認します」と一次返信を入れる
実物確認との差をどう扱うか
写真だけでは分からないことがあります。必ず次を明示してください。
写真での査定は概算です。実物を確認した際、状態や付属品の有無により金額が変わる場合があります。
これがないと、実査定で減額したときにトラブルになります。宅配買取ではキャンセルの原因にもなります。
成約への導線
概算を返したら、次の行動を示してください。
- 「この金額でよろしければ、ご来店ください」(営業時間、地図)
- 「点数が多い場合は出張査定も承ります」(申込へのリンク)
- 「宅配買取もご利用いただけます」(送付キットの案内)
選択肢を3つ示すと、どれかが選ばれます。
効果を測る
- 問い合わせ件数
- 回答までの平均時間
- 問い合わせから成約に至った率
- チャネル別(来店・出張・宅配)の内訳
写真の撮り方を案内する
送られてくる写真の質が回答の精度を決めます。撮り方を案内するページや返信文を用意してください。
- 全体が入る写真 — 商品の全体像。明るい場所で撮っていただきます
- 型番・シリアルの写真 — これがあれば相場を引けます。どこに記載があるかを図で示すと確実です
- 傷や汚れの写真 — 隠さず撮っていただくことが、来店時の金額のずれを防ぎます
- 付属品の写真 — 箱、保証書、説明書。有無で金額が変わることを伝えてください
- カテゴリ別の追加項目 — 衣類ならタグ、時計なら文字盤と裏蓋。主力カテゴリごとに案内を作ります
案内があるとやりとりの往復が減ります。「この写真も送ってください」を繰り返すと、お客様が離れてしまいます。
回答の速さが成約を左右する
この仕組みの価値は速さにあります。他店より早く概算を返せるかどうかで来店が決まります。
- 回答の目標時間を決める — 「営業時間内2時間以内」など。担当と時間帯を決めておかないと守れません
- 受付の自動返信を入れる — 届いたことが分かるだけで、待つ側の不安が減ります
- 概算の幅で答える — 「◯円〜◯円」という形にすれば、写真だけでも回答できます
- 実物確認との差を明示する — 差が出る理由も添えてください。来店時のトラブルを防げます
- 来店の予約につなげる — 回答の最後に来店の案内を入れます
とくに3番目が回答を速くします。一点の金額を出そうとすると時間がかかりますが、幅なら判断が早く済みます。
効果の測り方
件数だけでなく、来店と成約までを追ってください。
- 申込件数 — 月ごとの推移
- 回答までの時間 — 平均と、最も遅かった件
- 来店率 — 申込みのうち何割が来店したか。ここが低いなら、概算の出し方か回答の速さに課題があります
- 成約率 — 来店のうち何割が成約したか。低いなら、概算と実物確認の差が大きすぎます
- 概算と確定額の差 — カテゴリ別に集計すると、写真だけでは判断しにくい商材が見えてきます
とくに5番目を追ってください。差が大きいカテゴリでは、案内する写真の項目を増やすか、概算の幅を広げる必要があります。差が小さくなるほど来店後の成約率も上がります。
まとめ
フォームは項目を絞り、写真の撮り方を案内し、速く回答する。実物確認での変更可能性は必ず明示してください。
まず自社サイトに、写真送付のフォームを1つ設けてみましょう。