登録を促す場面
最もハードルが低いのは、買取の待ち時間と、代金の受け渡し時です。
- 査定を待っている間に案内する
- 買取代金を渡すとき、次回の特典とセットで伝える
- 店頭・レジ横に登録案内を置く
- ECの購入者に同梱する
「登録すると何が良いか」を具体的に示してください。「お得な情報」では登録されません。
配信の内容
「買います」ばかりでは飽きられます。次を混ぜてください。
- 相場情報:「◯◯の相場が上がっています」
- 新着案内:販売側の情報も
- 整理のコツ:処分の方法、高く売る準備
- 季節の案内:大掃除、衣替え、引っ越し
- 買取強化品目:いま欲しいものを伝える
とくに1番目が効きます。「いまが売り時」という情報は、行動につながります。
頻度の設計
- 週1回程度から始める
- 解除率を見ながら調整する
- 季節の繁忙期は増やしてよい
- 同じ内容を繰り返さない
解除率が上がったら、頻度ではなく内容を疑ってください。役に立つ情報なら、頻度が高くても解除されにくいものです。
1対1のやり取りに使う
一斉配信より効果があるのが、個別のやり取りです。
- 写真を送ってもらい、概算査定を返す
- 出張買取の日程調整
- 取り置きの連絡
- 入荷したら知らせる(探している商品がある客に)
最後は強力です。「◯◯を探している」という客の情報を記録しておき、入荷時に知らせる。これで確実に来店します。
個人情報の扱い
- 利用目的を明示し、同意を得る
- 古物営業法にもとづく記録とは、目的が異なることを整理する
- やり取りの記録の保管方針を決める
- 担当者の私物端末で運用しない(退職時に持ち出されます)
最後は実際に起きる問題です。必ず会社のアカウントで運用してください。
効果を測る
- 登録者数と、解除率
- 配信後の来店・問い合わせ件数
- 登録者と非登録者の、買取リピート率の差
- 1件あたりの獲得コスト(広告と比べる)
登録を促す場面を決める
登録者が集まらなければ何も始まりません。声をかける場面を業務に組み込んでください。
- 買取の受付時 — 査定を待つ時間に案内できます。次回の買取価格の案内が届くと伝えてください
- レジでの会計時 — 販売のお客様にも入荷情報の価値があります
- 店頭とレジ袋 — 二次元コードを印刷しておけば、その場で登録していただけます
- オンライン査定の後 — やりとりの続きをこの経路に移せば、来店まで接点が保てます
- 自社サイト — 買取品目のページから導線を置きます
登録の見返りを明示すると効果が上がります。「買取価格が上がる商材のご案内」「入荷情報」など、受け取る側の利点を伝えてください。
配信の内容と頻度
頻度が高すぎると解除されます。内容と頻度を先に決めてください。
- 月2回程度から始める — 多すぎると負担に感じられます。反応を見ながら調整してください
- 買取の案内を軸にする — 「いま高く買い取れる商材」の情報は、受け取る側に実利があります
- 入荷情報を混ぜる — 販売側の訴求です。写真があると反応が変わります
- 季節の案内を入れる — 引っ越し、衣替え、大掃除。持ち込みのきっかけになります
- 配信の担当と日を固定する — 空いた時間にやろうとすると続きません
とくに2番目を中心に据えてください。販売の案内ばかりでは受け取る理由が薄くなります。買取の情報のほうが「登録しておいてよかった」と感じていただけます。
個人情報の扱いに注意する
やりとりの中で個人情報が蓄積されます。扱いを決めておいてください。
- アカウントの管理者を決める — 誰がログインできるかを限定します。全員が見られる状態は避けてください
- やりとりの記録の扱い — 写真や住所が送られてくることがあります。保存する場所と期間を決めてください
- 私物端末での利用を制限する — 担当者の個人端末で運用していると、退職時に引き継げません
- 退職時のアカウント権限の回収 — 退職手続きのチェックリストに入れてください
- 本人確認とは別のものと理解する — この経路でのやりとりは、古物営業法上の本人確認にはなりません。買取時には所定の確認が必要です
とくに3番目と5番目に注意してください。個人の端末で完結していると会社の資産になりませんし、確認の代替にもなりません。
まとめ
買取の待ち時間に登録を促し、相場情報を中心に週1回程度配信してください。1対1のやり取りが最も効きます。
そして必ず会社のアカウントで運用を。まず登録の案内を買取カウンターに置くところから。