コストの内訳
- 送料:最大の項目
- 梱包資材:箱、緩衝材、テープ
- 作業時間の人件費:梱包、伝票作成、集荷対応
- 再配達・返送
3番目が見落とされがちです。1件10分かかっていれば、それは立派なコストです。
サイズを1段階下げる
送料はサイズで決まります。1段階下げられれば、そのまま利益になります。
- 過剰な箱を使っていないか(中身に対して大きすぎる)
- 緩衝材の入れすぎで、サイズが上がっていないか
- 箱の種類を、商材に合わせて何種類か揃える
- 薄いものは、箱ではなく封筒型の資材を使う
資材を見直す
- まとめ買いで単価を下げる
- 買取で入ってきた箱・緩衝材を再利用する(リユース業らしい削減)
- サイズを絞って、種類ごとの在庫を減らす
- 過剰品質にしない(高級品以外は簡素で構いません)
2番目は特に効きます。買取で受け取る梱包材は、そのまま資材になります。
配送会社と交渉する
月間の発送件数がまとまってきたら、契約条件を交渉してください。
- 複数社から見積りを取る
- 集荷の頻度と時間を調整する
- モールの配送サービスと比較する
- サイズ別の実績を示して交渉する
作業時間を短縮する
- 梱包の場所を固定し、資材を手の届く範囲に置く
- サイズ別に手順を決める(迷わない)
- 伝票をシステムから一括出力する
- 集荷の時間を決め、まとめて出す
1点あたりの作業時間を測ってから改善すると、効果が確認できます。
送料設定の考え方
- 送料無料にする場合:商品価格に織り込む。低単価品では利益が消えます
- 実費をいただく場合:成約率は下がりますが、利益は残る
- 一定額以上で無料:まとめ買いを促す効果があります
カテゴリごとに使い分けてください。低単価・大型品で送料無料は、ほぼ赤字になります。
梱包資材を見直す
1件あたり数十円の差でも、年間の点数を掛ければ大きな金額になります。
- サイズの種類を絞る — 在庫管理が楽になり、まとめ買いで単価が下がります
- 再利用できる資材を活用する — 仕入れ時の段ボールを、状態を確認したうえで使います
- 緩衝材を見直す — 過剰な緩衝は、サイズを1段階上げる原因になります
- 厚紙封筒を使える商材を洗い出す — 箱でなくてよい商品が、意外と多くあります
- 仕入れ先を複数見積もる — 資材は、業者によって単価差が大きい領域です
2番目は、コスト以外の効果もあります。資源の有効活用として説明すれば、顧客の理解も得られます。ただし、汚れや破損のある段ボールは印象を損ねるため、使用の基準を決めてください。
配送会社との条件を見直す
取扱件数が増えたら、条件の見直しを申し入れてください。
- 直近12か月の発送件数を集計する — 交渉の材料になります
- サイズ別の内訳を出す — どのサイズが多いかで、有利な条件が変わります
- 複数社に見積もりを依頼する
- 集荷の頻度と時間も条件に含める — 作業時間の削減につながります
- モールの提携配送も比較する — 条件が有利な場合があります
- 年1回、見直しの時期を決める
4番目を交渉の項目に入れてください。1日1回の集荷が2回になれば、当日発送できる範囲が広がり、顧客の満足度も上がります。単価だけでなく、運用面の条件も含めて比較すると、判断が変わることがあります。
送料の設定を設計する
誰がいくら負担するかの設計が、売上と利益の両方に影響します。
- 送料込みは、成約率が上がる — 総額が分かりやすく、比較されやすい形です
- ただし、価格が高く見える — 検索の並びで不利になる場合があります
- 一定額以上で無料にする形 — 客単価を上げる効果があります
- 地域別の設定 — 遠隔地の実費との差が、利益を圧迫します
- 大型商材は個別見積もりにする — 一律にすると、赤字案件が出ます
4番目の設計を怠ると、特定の地域向けの発送で損失が出ます。全国一律の送料を設定している場合、遠隔地向けの実費が設定額を上回っていないかを確認してください。年間の件数が少なくても、1件あたりの損失は小さくありません。実績データから、地域別の平均実費を出してみてください。
まとめ
送料はサイズで決まります。箱を1段階下げる工夫が最も効きます。買取で入る梱包材の再利用も有効です。
まず1点あたりの梱包時間と資材費を測ってみてください。