地下タンクと許認可を理解しているか

最初に確認したいのは、ガソリンスタンド固有の論点を理解しているかどうかです。地下タンクの残存年数と撤去費用をどう価格に織り込むか、土壌のリスクをどう扱うか、危険物施設の許可と揮発油販売業の登録がスキームによってどう変わるか。

これらは一般的なM&Aの知識には含まれません。ここを理解していない相手に任せると、事業譲渡を提案されたあとで許可の取り直しが必要と判明し、日程が崩れるといったことが起こります。初回の面談で、地下タンクと許認可をどう考えているか尋ねてみてください。

報酬体系と、いつ費用が発生するか

M&A仲介の報酬体系は会社によって異なります。着手金・中間金・成功報酬の組み合わせが一般的ですが、成約するまで費用が発生しない完全成功報酬を採る会社もあります。

検討段階では、成約に至らない可能性もあります。その場合に費用が残るかどうかは、相談のしやすさを大きく左右します。ガソリンスタンドのM&Aで着手金なしを希望される方は、報酬体系を最初に確認してください。最低報酬額の設定、報酬の算定基準もあわせて聞いておくとよいでしょう。

秘密保持の体制

ガソリンスタンド業界は横のつながりが強く、検討が漏れると噂は急速に広がります。従業員の離職や掛売り顧客の離反を招きかねません。

候補への打診を会社名を伏せた資料で行うか、面談場所をどう設定するか、社内で共有する範囲をどう絞るか——具体的な進め方を説明できる相手を選んでください。上場企業であれば、情報管理に関する社内体制やガバナンスが整備されているという安心材料もあります。

どこまで対応してくれるか

相手探しだけを行う会社もあれば、企業価値の磨き上げから譲渡後の引き継ぎまで伴走する会社もあります。後継者がまだ決まっていない、決算書の整理から始めたいという段階であれば、相談から実行まで一貫して支援できる相手のほうが向いています。

また、全国に候補を探せるか、オンライン面談に対応しているかも実務上は重要です。地方のスタンドでも、買い手が近隣にいるとは限りません。

セカンドオピニオンを歓迎するか

すでに他社から提案を受けている場合、別の会社の意見を聞くことに引け目を感じる必要はありません。提示された価格が妥当か、地下タンクの費用が適切に見積もられているか——第三者の視点で確認することは、経営者として当然の判断です。

セカンドオピニオンの相談を歓迎するかどうかは、その会社の姿勢を測る材料にもなります。囲い込もうとする相手より、比較を前提に説明してくれる相手のほうが信頼できます。

当社にご相談いただく場合

私たちはガソリンスタンド・燃料販売業に特化した支援チームとして、石油業界のM&Aや石油業界のM&A仲介をお探しの方からのご相談を承っています。

報酬は完全成功報酬で、着手金・中間金はいただきません。成約に至らなければ費用は発生せず、相談も無料です。オンライン相談にも対応しており、全国どこからでもご負担なく検討を進められます。

「売ると決めてから相談するもの」と考える必要はありません。決める前に選択肢を知っておくほうが、後悔の少ない判断ができます。まずは現状をお聞かせください。